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脳幹における開口筋と閉口筋の咀嚼運動様リズム形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09832006
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 咀嚼
研究機関大阪大学

研究代表者

古郷 幹彦  大阪大学, 歯学部, 助教授 (20205371)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード三叉神経 / 咀嚼 / パターンジェネレータ / 顎運動 / 脳幹培養
研究概要

顎付き培養脳幹を作製し、薬剤刺激によって誘発される顎運動様相についてCCDカメラおよび開閉口筋の筋電図活動について検討したところ、興奮性アミノ酸のN-methyl-D,L-aspartate(NMA)(20-40μM)とGABA_Areceptor拮抗薬bicuculline methiodide(BIC)(5-10μM)を同時にチャンバー内に投与すると、下顎のリズミカルな上下運動が観察された。咬筋や顎二腹筋の収縮もカメラを通して観察できた。運動の活動周期はチャンバー内のNMAの濃度の上昇に伴って短縮する傾向がみられた。筋電図でも咬筋、顎二腹筋ともにNMA-BIC(NMA 40μM,BIC10μM)を投与した際にはリズミカルな筋電図活動が観察された。次にパッチクランプ法にて三叉神経運動核のニューロンの膜電位を観察したところNMA-BIC投与時にリズミカルな活動を記録することに成功した。この活動は末梢神経からの活動電位と一致することを確認した。また、NMAのみでも三叉神経運動ニューロンにリズミカルなEPSPが発生することが確認された。BICを加えると膜電位が上昇し、アクションポテンシャルが導かれることが明らかとなった。
さらにノルエピネフリンの効果を検討したところα1 adrenoreceptor agonistがリズム形成を促進し,α2 adrenoreceptorがその抑制に関与することが明らかとなった。セロトニンについても検討した結果5HT_2receptorがリズム促進に関与し、5HT_<1A>receptorが抑制に関与することも示唆された。しかし、開口筋と閉口筋の違いについてはいまだ明確ではない。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 古郷幹彦: "培養脳幹におけるリズミカル顎運動" 日本口腔科学会雑誌. 48・1. 35-39 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mikihiko KOGO,Susumu TANAKA,Atsuyuki MORI,Kouji ISHIHAMA and Tokuzo MATSUYA: "Introduction of Method of Jaw Attached Brainstem Preparation" J.Jpn.Stomatol.Soc.48(1). 35-39 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 古郷幹彦: "培養脳幹におけるリズミカル顎運動" 日本口腔科学会雑誌. 48・1. 338-342 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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