研究課題/領域番号 |
09835006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
老化(加齢)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福尾 惠介 (福尾 恵助 / 福尾 恵介) 大阪大学, 医学部, 講師 (40156758)
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研究分担者 |
中橋 毅 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
廣谷 淳 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
森本 茂人 大阪大学, 医学部, 助教授 (20150336)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Nitric Oxide / Apoptosis / Fas / Plaque Rupture / Vascular Smooth Muscle / Oxidant Stress |
研究概要 |
本研究においては、プラークの不安定化と血管壁におけるアポトーシスの関係を明らかにする目的で、主にin vitroの細胞培養系を用いて検討を行った。この結果、以下の点を明らかにした。まず、血管平滑筋細胞において、Tリンパ球やマクロファージから産生されるインターロイキン2がアンジオテンシンII(AII)の作用を増強することを明らかにした。また、我々は以前、誘導型nitric oxide synthase(iNOS)を介した大量のNOが細胞死シグナルFasを発現誘導することを報告したが、内皮細胞や平滑筋細胞から産生されることが知られているparathyroid hormone-related protein(PTHrP)が血管平滑筋細胞においてインターロイキン1によるiNOSの発現を増強することを明らかにした。さらに、エンドセリン-1(ET-1)は血管内皮細胞から産生されるとともに、動脈硬化巣においてはマクロファージや血管平滑筋細胞からも産生される結果その産生が亢進しているが、我々はET-1が大量のNitric Oxide(NO)による細胞死をETB受容体を介して増強することを明らかにした。一方、内皮細胞において酸化ストレスがFasを介したアポトーシスを増強すること、この細胞内シグナルとしてチロシンキナーゼの活性化が関与している可能性を示した。これらの結果はFasリガンドを発現するTリンパ球をはじめ好中球、マクロファージなどの炎症細胞が血管壁におけるアポトーシスの誘導に重要な役割を果たす可能性を示すとともに、Fas/Fasリガンド系を介したアポトーシスを制御することによりプラークの安定化をもたらす可能性を示している。現在、果たしてアポトーシスを抑制することがプラークの不安化を抑制し心血管イペントの発症予防につながるかを主にモデル動物を用いて検討中である。
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