研究課題/領域番号 |
09838018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性工学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
上田 充夫 (上田 光夫) 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (20243123)
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研究分担者 |
佐藤 哲也 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 講師 (20252546)
浦川 宏 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (10183211)
梶原 莞爾 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (10133133)
平松 幸三 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70026293)
横川 公子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (50090923)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 感性 / ダイナミックス / 社会 / 繊維 / 染色 / 情報 / 服飾 / 音 / 経時変化 / 動的変化 / 色彩 / 服装 / 歴史 / 藍染め / インジゴ |
研究概要 |
本研究は平成9年度より平成11年度までの3年間にわたり、上記に記載の分担研究者他、合計7名の研究者によって行った共同研究である。 人間の感性を工学に適用しようとする研究は、種々の分野で精力的に行われ始めているが、感性そのものを注視した場合、それが時代や社会の変化によって次第に変化していることに気がつく。また、人間の感性の対象となるモノ(材料や製品)そのものも、時間とともに刻々と変化をしている。したがって、感性というものは従来の科学で捕らえにくいものであるだけではなく、時系列で刻々と変化しているものであると認識する必要がある。そこで、本研究グループは、この感性の時間変化、すなわちダイナミックスに着目して、種々の方面から検討を加えた。 感性のダイナミックスとして、次に示す二つの次元を想定した。すなわち、一つは、対象となるモノのダイナミックスであり、残る一つは、感性的に評価する人間の評価基準のダイナミックスである。この二つの次元から、感性のダイナミックスを分析する研究を行った。我々の生活の中での感性評価の対象となるモノのジャンルは極めて幅広いが、本研究では分担研究者のそれぞれの専門学問分野に最も近い領域の対象をモデルとして選んだ。対象物は生活に密着したモノを抽出した。それは繊維、染色物、情報メディア、服飾、音などである。いずれも、対象物そのものが刻々と経時変化をしているし、同時に、それらを評価する人間の評価基準も社会あるいは生活、風俗などの変化によって刻々と変化している。これらの二つの次元からの感性に関するダイナミックスを捕らえるとともに、人間にとって好ましい感性ダイナミックスとはどのようなものであるかについて、それぞれの方面から検討を加えた。
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