研究課題/領域番号 |
09838039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性工学
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研究機関 | 文化女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
長沢 幸子 文化女子大学短期大学部, 講師 (20261092)
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研究分担者 |
長沢 伸也 文化女子大学, 経営学部, 教授 (40164412)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 感性 / 感性デザイン / 感性工学 / ファッション / イラストレーション / 感性評価 |
研究概要 |
ファッションイラストレーションの表現と美意識について以下の事項を検討した。 1.ファッションイラストレーションの表現にはビジュアルデザインとしての美しさとプロダクトデザインとしての正確さの拮抗が避けて通れない問題として依存すると考えられる。前年度はこの問題に関して「意匠図」を取り上げ検討した。本年度はこれをさらに整備し「意匠図用原型」として提案した。またこれを「スタイル画またはファッションデザイン画の流れ」を継承するものとして位置付けることを検討した。 2.これの表現と美意識を探る上で人体プロポーションや被服についてのデフォルマシオンが重要な問題であると考え、これらについての具体的な比較検討には至らなかったものの、デフォルマシオンの原点となるリアルな表現の位置を模索する端緒を掴んだ。なお、リアルな表現の位置の模索は主にフィールドワークのファッションイラストレーション作品制作を通じて行っている。 3.表現技法を対比的に捉え整理するという問題についても、2と同様の理由で現在検討を続けている。 4.研究代表者が既に提案している「わが国のファッションイラストレーションの三つの流れ」という時間軸に沿って上記1.2.3.を系統づけ、系統図を作成し、作成した系統図をもとに、さらに深い作品解釈を試みることについては、2および3が具体的検討にまで至らなかったため、実施には至らなかった。しかし、ファッションイラストレーションをより正確に深く解釈するにはファッションデザインとの関連について明らかにしておくことの方がより重要であるとの認識に至り、この問題を先に検討し考察した。 5.関連して、感性デザインのためのマーケティング情報システムの応用に関する研究も行った。
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