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芽生えの自然史-実生形態にみる植物の多様性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09839013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 自然史科学
研究機関京都大学

研究代表者

永益 英敏  京都大学, 総合博物館, 助教授 (90218024)

研究分担者 山中 典和  鳥取大学, 乾燥地研究センター, 講師 (20202385)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード実生 / 形態 / 生態 / 分類 / 多様性 / 子葉
研究概要

これまでに知られている多様な実生形態の多くは熱帯・亜熱帯地域に生育する樹種から報告されているため,温帯地域の植物に関する調査を継続する一方,南西諸島など亜熱帯地域の樹種についての調査を積極的に展開し,日本産樹木の実生形態の多様性を明らかにすることを試みた。種子の採取,野外実生の調査は研究期間中継続して行われたが,残念ながら結実率がそれほど高くなかった年にあたったために,フィールド調査では予定してたほどの十分な成果が得られなかった。南西諸島地域からは約70種の樹種から種子を採取し播種栽培した結果,30種以上の亜熱帯性樹種について出自の明らかな実生を得ることができた。ヤマグルマ科,フサザクラ科,カツラ科,トチノキ科,イイギリ科,キブシ科,シナノキ科、キク科,グミ科、ウコギ科などについてはよい標本が得られたため優先的に詳細な検討を行った。東アジア固有の科であるヤマグルマ科,フサザクラ科,カツラ科ではいずれも地上子葉・開出子葉のMacaranga型であることがわかった。またグミ科,シナノキ科,イイギリ科,スイカズラ科,などではそれぞれの科に特徴的な毛の形質に多様性が観察された。また、亜熱帯性の樹木で特殊な実生形態をとるミフクラギ,ハスノハギリ,テリハボク,メヒルギ,サガリバナ,サキシマスオウノキなどについて詳細な解剖図を作成した。これまでに収集した実生標本の再整理を行った結果,約550種について実生が得られていることがわかった。これらについて実生形態に関する記載文や,解剖図の準備を始めた。またスキャナによる簡便な画像化を試み、科ごとに日本産樹種の実生形態に関する取りまとめを試みた。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山中典和: "芦生演習林産樹木の実生形態7.ヤマグルマ科,フサザクラ科,カツラ科,トチノキ科,イイギリ科,キブシ科"植物地理・分類研究. 45. 13-21 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yamanaka, N.: "Seedlings of Woody plants in the Kyoto University Forest in Ashiu 7. Trochodendraceae, Eupteleaceae, Cercidiphyllaceae, Hippocastanaceae, Flacourtiaceae and Stachyuraceae"J. Phytogeogr. & Taxon. 45. 13-21 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山中典和: "芦生演習林産樹木の実生形態7.ヤマグルマ科,フサザクラ科,カツラ科,トチノキ科,イイギリ科,キブシ科." 植物地理分類研究. 45. 13-21 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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