研究課題/領域番号 |
09839033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然史科学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
山岸 明彦 東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (50158086)
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研究分担者 |
荒川 秀雄 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (80211704)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | サーモプラズマ / 細胞骨格 / 古細菌 / エーテル脂質 / タービネフィン / テトラエーテル脂質 / 巨大細胞構造 / Thermoplasma / 原子間力顕微鏡 / テルビナフィン / テトラエーテル / ジエーテル / 好熱好酸古細菌 |
研究概要 |
サーモプラズマの細胞骨格様構造の生化学的分析を行った。サーモプラズマの菌体を培養し集菌、洗浄の後、非イオン性活性剤Triton X-100を用いて処理することにより、細胞骨格様の不溶性画分を得ることができた。これを可溶化した後に、陰イオン変換カラム、ゲル濾過カラムを用いて部分精製を行った。その中から、温度pH等の条件を変化させることで、解離、凝集するタンパク質を含む分画をいくつか得ることができた。その構造を電子顕微鏡で観察したところ、細いチューブ状の構造および網目状の構造をとる画分が見られた。こうした画分をSDSポリアクリルアミド電気泳動によって分析し、構成するタンパク質のアミノ末端のアミノ酸配列を決定した。 サーモプラズマの菌体にC14でラジオアイソトープ標識したメバロン酸を取り込ませた後に膜脂質を抽出し、様々な極性基の種類を持つジエーテル脂質とテトラエーテル脂質を二次元の薄層クロマトグラフィーによって分離した。取り込み時間によっていくつかのスポットがオートラジオグラフィーによって見いだされた。これらのスポットの構造を推定した。長時間の取り込み反応を行うとサーモプラズマの主要極性脂質、すなわちリン酸グリセロールと糖を結合したテトラエーテル脂質が蓄積した。テトラエーテル脂質合成阻害剤(タービネフィン)を添加すると主要極性脂質合成は阻害され代わりにジエーテルが蓄積した。阻害剤の存在下で蓄積する脂質、及び、阻害解除後に合成される脂質を分析することから、テトラエーテル脂質合成経路を推定することができた。
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