• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

情報問題と環境問題の思想的相互連関の解明と統合の試み

研究課題

研究課題/領域番号 09871001
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 哲学
研究機関東京農工大学

研究代表者

尾関 周二 (尾崎 周二)  東京農工大学, 農学部, 教授 (00114819)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード情報化 / 環境 / 共生 / 環境哲学 / 人間観 / コミュニケーション / 自然観 / 生命 / 人間論 / 東洋思想 / バーチャル・リアリティ
研究概要

本研究目的は、環境問題と情報問題という、現代において人間と社会に対して、最も大きな影響を与えているアクチュアルな二つの問題の深い内的連関を把握できるような理念・パラダイムを探究し、現代における人間・社会観の深化をはかりつつ、新たな学問分野<共生学>を切り開く端緒をつかむことであった。最終年である本年、平成11年度は、これまでの成果の集大成を目指して、平成10年度に続いてそれぞれの問題の原理的究明をより深く多面的に行い、内的連関を解明すると共に、これを著書等を通じて具体的に表すことに集中した。
11年度前半には、「環境問題と生活世界の危機」という論文を著して、環境・生命問題と情報・コミュニケーション問題の内的連関を究明し、社会理論的な統合的理解がはかれるような「生活世界」概念の批判的改変を試み、歴史的発展の視点から現代社会の構造的理解のための諸カテゴリーを考察した。また、11年度後半には、3年間の成果を著書として取りまとめるべく集中し、現時点でその草稿を書き上げた段階にあり、遅くない時期に青木書店より出版する予定である。著書の書名は『情報化と環境化の中の人間・社会観--共生学の構築をめざして』(仮称)であり、ちなみに編別構成は「第I部 情報化と環境化の中の人間存在」、「第II部 環境と共生の人間論」、「環境と共生の社会理論」である。
なおまた、現在平行して、関連論文として、岩波書店のシリーズ『20世紀の定義』の中の「環境と成長の限界」及び雑誌『教育と人間』の「環境と人間」を執筆中である。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 尾関周二: "環境問題と生活世界の危機"人間と社会. 10号. 1-16 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関周二他著: "東洋的環境思想の現代的意義"農文協. 330 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関周二: "今西錦司の自然観と認識方法" 人間と社会. 9号. 1-18 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関周二: "「人間と自然の二元論」を巡る生物学と哲学の接点" 生物科学. 50巻2号. 65-79 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関周二: "世代間コミュニケーション・民主化・エコロジー" 日本の科学者. 34巻4号. 20-24 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関周二他著: "地域生態システム学" 朝倉書店, 188 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関 周二: "「情報化社会」における人間存在" 日本哲学会編 哲学. 48号. 54-68 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関 周二: "医者-患者の人格的な水平的関係への転換を" 月刊 保団連. 555号. 6-10 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 尾関 周二: "現代世界と相対主義" 青木書店, 350 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi