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視覚的ストレスにおける色と形の効果に関する心理物理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09871012
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関千葉大学

研究代表者

日比野 治雄  千葉大学, 工学部, 助教授 (20222242)

研究分担者 野口 薫  千葉大学, 工学部, 教授 (00009367)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード視覚的ストレス / 色覚 / 形態視 / 心理物理学 / 光過敏性てんかん
研究概要

本研究課題は,平成9年度の一年計画であった。本研究では,まず第一に,研究目的を達成するために必要な実験装置の構築を行うことが重要であった。これまでの研究から,視覚的ストレスを発生させる効果の高い視覚刺激は,特定の時間的・空間的周波数特性を有していることが示されている。したがって、多種多様な空間的特性を有する視覚刺激を,精密な時間的制御で提示すると同時に,その色度も正確に把握することのできる実験装置を構築する必要があった。そこで,そのような目的に最適なCambridge Research Systems社の視覚刺激提示装置VSG2/3システムを基に実験装置の構築を行った。このシステムによって、高解像度カラー・ディスプレイ上に,多様な空間的特性および色度特性をもつ視覚刺激を,精密な時間的制御で提示することが可能になった。ただし,上記の視覚刺激提示装置VSG2-3システムの納入時期の遅れと刺激提示用高解像度カラー・ディスプレイの故障などにより実験開始が大幅に遅れたため,残念ながら現在はまだ予備実験の段階に留まっている。しかし,今後は本実験装置を用いて,(1)視覚刺激の空間周波数特性以外に,視覚的ストレスに関連する刺激要素の形態的特長が存在するのか(あるいは,しないのか);(2)同様に,視覚的ストレスに関連する刺激要素の色彩的特長が存在するのか(あるいは,しないのか);(3)前記(1)および(2)における個人差の有無とその様相:などに検討を加えてゆく予定である。偶然ではあるが,テレビ・アニメーションが原因と考えられる昨年の12月の子供を中心とする大量の発作の発生は,本研究課題がいかに重要であるかを具体的の示した実例と考えられる。この事件については,現在様々な方面から考察されているが,その解明をも視野に入れた実験を行うことも計画中である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 日比野 治雄: "2°視野と10°視野の標準観測者の橋渡し" デザイン学研究. 44・1. 1-8 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 日比野 治雄(その他3名): "コンピュータ・ディスプレイによる黄斑色素濃度測定装置" 日本心理学会第16回大会発表論文集. 61. 519 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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