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10代後半の不登校生に対する支援システムと支援プログラムに関する臨床教育学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09871050
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

小林 剛  武庫川女子大学, 教育研究所, 教授 (60020137)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード不登校 / 登校拒否 / フリースクール / カウンセリング / 思春期病理
研究概要

<研究の目的> 本研究の目的は10代後半の不登校生に対して心身の元気回復と生き方探しを図るために,いかなる支援がより有効であるかを、様々な支援プログラムを提供しそれを検証することを通して明らかにしようとするものである。これまでこの種の研究はほとんどなされていないのが現状である。それはこの年齢の不登校生が家庭ないしは地域の居場所に個で存在していたからであろう。
<研究の方法> 第1は全国のこの年齢の不登校生の居場所にヒヤリングをかねて調査しいかなる支援プログラムが、不登校生に適合するかを調べる。第2にそうしたプログラムの優れた要素を含むプログラムを、実験実践施設にプログラムとして提供し、そのプログラムによって不登校生の心身の回復を追跡し、支援プログラムの在り方を考察するものである。
<研究の結果>(1)ヒヤリングを含む全国の支援現場の調査で、不登校生に比較的歓迎されたプログラムは,野外活動(園芸、動物飼育、モトクロス、野外環境づくり)、屋内活動(音楽、粘土・陶芸、木工、料理、パソコン)、社会的活動(幼児施設、老人施設、精神障害者施設)、進路支援活動(職場体験、キャンパス訪問、職業興味検査).(2)実践プログラムの満足度については一年間4回の検証によって以下のプログラムに高い満足度が出ました。満足度の高い順から上げると(a)音楽 (b)木工 (c)老人ホームボランティア (d)障害者施設ボランティア (e)料理。 (3)実践プログラムに関する効力感の調査については、上記(a)がら(e)の全てに高い反応が出た.(4)不登校状態の回復に特に有効だったプログラムについては、 (a)音楽(b)料理(c)幼児ボランティア(d)野外活動(e)障害者ボランティアであった.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小林 剛: "10代後半の不登校の若者への臨床教育学的支援" 臨床教育学研究. NO2. 65-87 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小林剛他: "ちょっとタイム" 生活 ジャーナル社, 30 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小林剛: "10代後半の不登校支援" 武庫川女子大学大学院研究誌. 4. (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 小林剛: "10代後半の不登校支援プログラム" 臨床教育学研究. 4. (1999)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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