研究課題/領域番号 |
09871051
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 四国学院大学 |
研究代表者 |
佐野 通夫 四国学院大学, 文学部, 教授 (20170813)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 韓国 / 朝鮮 / ジンバブエ / 教育 / 植民地 / 独立 / 国際協力 / 御真影 / 韓国・朝鮮 / 教育拡張 / 中国 |
研究概要 |
本研究は、ジンバブエと韓国・朝鮮における 1.植民地下における植民者と被植民者の分離教育 2.それに対する独立後の国民教育の形成の過程 を明らかにする事を目的とした。 例えば、1948年までの日本の学校教育の中で特徴的なものとして、天皇写真(「御真影」)への拝礼、「教育勅語」の「奉読」を内容とする三大節における儀式がある。植民者と被植民者の分離教育を示すものとして、早くも1892年には在朝鮮国の日本人小学校への天皇写真の「下附」がなされており、1918年には、小学校長が写真を守ろうとして犠牲になったことになっており、1917年には朝鮮の専門学校、1920年には、台湾の女子高等普通学校への「下賜」がなされるが、初等教育機関への「下付」は1931年になって台湾の公学校へ「下付」されたことが最初であり、朝鮮の学校への「下付」は、さらに遅れ1937年末になって、それも限られた学校に対してであった。 また、これらの写真の解放後の扱いについては、台湾の記録は明らかにされているが、朝鮮、また他の植民地におけるものについては明らかにされていない。これらの植民地学校が解放後接収され、自民族の学校になっていく際に、これらの写真がどう処理されたのかは今後の研究の国際協力の中で明らかにしていかなければならない課題である。
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