研究課題/領域番号 |
09871087
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
清水 朗 一橋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (30235642)
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研究分担者 |
菅野 賢治 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (70262061)
柏崎 順子 一橋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (20262389)
金井 嘉彦 一橋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (60169539)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 比較文学 / 検閲 / 法言語 |
研究概要 |
日、英、独、仏、それぞれ専門に扱う言語を異としながら、法と言語活動がクロスオーバーする土壌を新たに開拓してゆく作業が必須であるという共通認識に立ち、本研究は、その端緒として法権力と文学とがもっとも直截に触れ合う「検閲」という事象をテーマに掲げた。言語活動に介入してくる権力のあり方そのものを問い直すなかで、「事前検閲」から「司法検閲」への移行は、必ずしもある時期、ある一点において完遂したわけではなく、あらゆる時代をつうじ、具体的事象のなかで徐々に進行したものと見なされるべきものであるという結論にいたった。今後も、時代設定の枠組みそのものを柔軟に捉え、「検閲」以外にも考えられ得る文学と法権力の隣接点に最大の注意を払いながら個別研究を進めていきたい。 最終年度も、昨年度に引き続き、これまで十全な研究対象とされたことのない文学と検閲制度の関係をめぐり、立ち後れていた文献調査の面で大きな収穫を得た。インターネットをつうじて、国内外の文献データベースを利用する手段はほぼ整った。
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