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超流動ヘリウム中におけるSF_6の赤外分光

研究課題

研究課題/領域番号 09874119
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 物理化学
研究機関理化学研究所

研究代表者

笠井 康子  理化学研究所, 無機化学物理研究室, 基礎科学特別研究員 (60281630)

研究分担者 高見 道生  理化学研究所, 無機化学物理研究室, 主任研究員 (40087440)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードSuper Fluid Helium / SF_6 / CO
研究概要

本研究の目的は超流動ヘリウム中におけるSF_6分子の観測であった。今回は実験手法として新しい方法を開発し、今回、それらの技術を応用し、超流動ヘリウム中におけるSF_6分子の赤外吸収スペクトルを観測したので報告する。
実験は液体He用のメタルデュワ-中で行った。液体Heは減圧する事により超流動状態にした。He中に0.1〜0.01%に希釈したサンプル超流動He中に導入した。本研究の最も大きな課題は分子をいかにして孤立状態で注入するかである。分子は低温のため、すぐに微粒子になるからである。サンプル導入には断熱真空チューブを用いて用いた。また、迅速に孤立分子を注入するために、ジェネラルバブルを用いて分子を注入した。これにより、SF_6(ν3)のスペクトルを観測する事に成功した。このスペクトルの線幅は分解能より狭い。これらのスペクトルはサンプル導入を止めると消滅することにより、窓に付着したものからの信号ではない事を確認した。
気相中におけるSF_6(ν3)の値は947.975cm^<-1>であり、今回得られた947.7cm^<-1>の値はほとんどシフトが見られなかった。回転構造を含めた詳細な構造について情報を得るために、現在ダイオードレーザーでの測定を試みている。
また、非常に冷たく密度の濃いヘリウム雰囲気中でのCO-He錯体の振動回転スペクトルを観測した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasuko.Kasai: "Laboratory Detection of the C_5N Radical by Fourier Transform Microwave Spectroscopy" Ap J. 477. L65-67 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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