研究課題/領域番号 |
09874129
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡辺 政隆 東北大学, 反応化学研究所, 助手 (10006330)
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研究分担者 |
矢野 重信 奈良女子大学, 理学部, 教授 (60011186)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | グルコース / ラムノース / 配糖錯体 / コバルト / インジウム / 疎水性 / 溶解度 / 有機合成 / 配位錯体 / 親水性 / 不斉合成 / 不斉有機合成 / モノテルペン |
研究概要 |
グルコースやラムノースを配位子とするコバルトトリス(2-アミノエチル)錯体は、糖類の酸素を架橋とする複核錯体である。その特異な機能は、これまでの有機合成と大きく異なる反応が期待される。精密有機不斉合成の触媒として活用するには、親水性が強いことが最大の難関である。これらの配糖錯体の機能発現には、糖類の全ての水酸基が必ずしも必要と思われないので、ゴルコースやラムノースの水酸基の幾つかを保護したものを用いて糖錯体の合成を試みたが、それらの精製には至っていない。一方、糖錯体の親水性を弱め疎水性を強めるかわりに、疎水性が弱く、親水性の強い基質を用いればよい。但し、有機合成では生成物の単離・精製をいかに効率良く行うかも大きな課題である。 基質の探索の過程でインジウムを用いて不飽和ケトンを置換基とする高純度のベンゼン誘導体を90%以上の収率で合成することに成功した。これらの不飽和ケトン類を光学分割の素材として活用できた。コバルト錯体の親水性溶媒・疎水性溶媒への溶解度の調整を確立することで、有機合成への利用が期待されることが解明された。
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