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高分子材料の力学特性解析のための分子鎖ネットワークモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 09875027
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関東京工業大学

研究代表者

岸本 喜久雄  東京工業大学, 工学部, 教授 (30111652)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード高分子材料 / 分子鎖 / セル・オートマトン / ネットワークモデル / 分子量分布 / 破壊 / 計算力学
研究概要

高分子材料の力学的特性に関する研究は,これまで主に,高分子化学的観点に立脚した微視的見地,あるいは,連続体力学に基づく巨視的見地からそれぞれなされてきている.しかしながら,分子設計により分子鎖の力学的特性を向上させても,必ずしも巨視的な力学的特性の向上に結びつくとは限らないなど,高分子材料の力学的特性は,両者の中間的な構造,すなわち高次構造に大きく依存している.このようなメゾスコピックレベルの問題を取り扱える手法を開発することを目的として,高分子材料を分子鎖の集合体として捉えた解析法について検討した.その際に,分子鎖間に働くファンデルワールス力,分子鎖間の滑り,分子鎖の破断を考慮して定式化を行った.さらに現実の高分子材料に即した分子鎖ネットワークモデルを生成法するために,セル・オートマトン法の利用を試み,本手法により種々の形態・分子量分布をもったネットワークモデルが生成できることを示した.また,このようにして生成されたネットワークモデルに外力作用する場合の変形・破壊過程について,シミュレーションを試み,力学特性におよぼす分子鎖ネットワークの形態等の影響について明らかにした.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中子,岸本,納冨,渋谷: "分子量分布を考慮した分子鎖ネットワークモデルの生成と力学解析" 日本機械学会講演論文集. 98-3. 475-476 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 岸本, 納冨, 渋谷: "分子鎖ネットワークモデルによる高分子材料の変形・破壊解析" 日本機械学会講演論文集. No97-44. 16-19 (1977)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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