• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

コッセラ連続体理論に基づく粉末粒子の微視的特性を考慮した粉末成形解析の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 09875031
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

森 謙一郎  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (80127167)

研究分担者 小坂田 宏造  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (50031109)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード有限要素法 / 粉末成形 / コッセラ理論 / 粉末粒子 / 微視的特性 / 多孔質体 / 偶応力 / シミュレーション
研究概要

粉末粒子の微視的特性を考慮した塑性力学を構築し,それに基づいて有限要素法の定式化を行い,粉末成形の解析における精度向上を図った.粉末粒子の微視的特性を表現するためにコッセラ連続体理論を用い,粉末粒子の微視的回転から生じる偶応力を導入し,それによるモーメントの釣合い式を力の釣合い式と連立させて解き,粉末粒子の微視的特性を考慮できる有限要素法を開発した.
粉末粒子の微視的特性を考慮するために,多孔質コッセラ連続体に対する新しい降伏条件を提案し,それに基づいて塑性変形における構成式を導出した.降伏条件の中に偶応力が導入されており,構成式では粉末粒子の微視的回転が取扱われており,粒子径などの微視的特性が考慮されている.多孔質体の降伏条件であるため,成形中の密度変化が考慮されている.構成式を用いて,モーメントおよび力の釣合いを連立させることによって剛塑性有限要素法の定式化を行った.定式化では,速度だけでなく,粉末粒子の微視的回転も変数になる.
導かれた剛塑性有限要素法の定式化に従って計算機シミュレータを開発し,金型を用いた圧粉成形プロセスを計算できるようにした.粉末粒子の微視的回転を考慮しない従来の方法によるシミュレーションも行い,粒子回転が変形特性に及ぼす影響を調べた.その結果,粒子径が十分に小さいと回転の影響はほとんどないが,通常の金属粉末粒子径になると工具角部付近で密度分布が変化した.本解析法は,連続体力学に微視的特性を導入するものであり,今後の発展性が期待できる.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Mori, M.Shiomi and K.Osakada: "Inclusion of microscopic rotation of powder particles during compaction in finite element method using Cosserat continumm theory" International Journal for Numerical Methods in Engineering. 38(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi