• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

燃焼合成の燃焼波形成に要する着火エネルギの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09875058
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 熱工学
研究機関静岡大学

研究代表者

牧野 敦  静岡大学, 工学部, 教授 (60165678)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード燃焼合成 / 燃焼波 / 着火 / 着火エネルギ / 熱流束 / 粒径 / 混合比 / 希釈度
研究概要

本研究では,燃焼合成の燃焼波に関わる現象の中でも燃焼波の形成(着火)に注目し,燃焼波形成のために外部から供給しなければならないエネルギを測定するとともに,この着火のためのエネルギが粒子の大きさ(初期粒径),複数元素の混合割合(混合比),最終生成物による希釈の度合い(希釈度),燃焼波到達直前の温度(初期温度),照射される面積などにいかなる依存性を示すかを実験的に明らかにすることを目的として研究を行ってきた.実験においては,試料であるチタニウム炭素混合粉末圧粉体の端面を,赤外線で加熱するということで外部からエネルギを供給し,燃焼波の形成を促すともに,加熱開始から燃焼波形成までの着火遅れ時間を測定するという実験方法を採用している.昨年度から引き続き,燃焼波の形成が可能な初期粒径,混合比,希釈度,照射面積の範囲を明確にするという実験を行ってきたが,本年度では特に熱流束を変化させた場合について,着火遅れ時間に及ぼす諸要因(初期粒径,混合比,希釈度,照射面積など)の影響を調べてきた.
その結果,供給する熱流束を変化させると着火遅れ時間への影響は低熱流東側(2.5MW/m^2以下)で顕著で,加熱はされるものの着火という現象に到達しない限界(着火限界)が存在するということが明らかになった.一方,高熱流束側での着火遅れ時間への影響については,ほぼ線形であることも判明した.また,低熱流束の条件下では,初期粒径,混合比,希釈度,照射面積などの要因の影響がより顕著に表れ,着火可能な領域が狭くなることも明らかになった.
また,熱流束と着火遅れ時間との積で着火エネルギを算出することの妥当性についても,他の着火方法により求められた着火エネルギと比較することにより,確認することができた.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 改瀬, 牧野, 荒木: "Ti-C燃焼合成における着火遅れ時間に及ぼす各種パラメタの影響" 日本機械学会.東北支部.第34期総会・講演会論文集. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 改瀬貴弘,牧野敦、荒木信幸: "Ti-C燃焼合成における着火おくれ時間に及ぼす加熱面積の影響" 第35回燃焼シンポジウム講演論文集. 735-737 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi