研究課題/領域番号 |
09875096
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 長岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
有本 匡男 長岡工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20042757)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 生体計測 / 赤外線 / 人体 / 意思伝達 / 情報 |
研究概要 |
焦電型赤外線素子に5μmロングパスフィルタ型人体赤外線検出器を構成し、人体からの放射赤外線を測定した。個体の特性、被検者の個体間の差異を検討した。単語を考えてその単語を発声したときの音声信号と赤外線信号の対応を検討した。赤外線信号を高速フーリエ変換し、周波数スペクトルを求めた。眠気の判断が可能か検討した。 検出器の出力は、人体温度を反映した赤外線量と人体の挙動に関する総合の情報を提供する。従って、両者を総合して、人体波と名付けた。これまでの実験と解析を通して、人体波には変化の激しい成分と比較的安定した成分があることがわかった。比較的安定した成分は人体の温度変化に関する情報を、変化の激しい成分は挙動に関する情報を表現しているようである。これを高速フーリエ変換し、周波数スペクトルで表すと、低周波成分と高周波成分と見ることができる。被検者が眠い状態の場合は、高周波成分が減少することがわかった。実験を繰り返したが、今のところ特定の意思に対する検出値のばらつきが多く、意思と検出値との明確な対応は得られていないが、赤外線検出器を使用して人体の挙動を含めた情報を得て、生体の状態を把握するノウハウを得た。
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