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環境工学に何ができるか

研究課題

研究課題/領域番号 09875132
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関東京都立大学

研究代表者

石野 久彌  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80150267)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード環境工学 / 建築環境工学 / 使命と方向性
研究概要

環境工学分野の使命と方向性の模索を行うことが最大の目標であった。次のような問題点があり、次年度以降基盤研究の企画調査で引き続き行いたいと願っているものである。
1.環境という用語が不透明になりつつある。デザインや都市計画分野でも使われるし、環境汚染や地球環境という分野でも使われる。
2.研究内容が企業の時流に乗りすぎており、本来の研究者の使命が忘れられようとしている。
3.電算機普及に伴い、解析の質より量的な方に傾きつつあり、工学的積み上げが疎かにされている。またソフトウェアの管理も公開の場が少なく一研究者のみのソフトウェアになりがちである。
4.設備設計もパッケージかが進み、個別化の方向へ偏りすぎである。ニューセントラル方式などの開発が待たれる。
5.省エネルギーが叫ばれて久しいが、イニシャルコスト重視の設計業界とLCC,LCCO2などを研究する研究者との意識差は大きい。
6.実用的と称する研究者層が増えているが、実のところそれ程実用的ではない。実務者を教育できる実用的研究が必要である。結果として、基礎研究はが減少しつつあるのも問題である。
これらのことの解決のために多くの研究者と議論を交わしたが、さらに広範に実務者、教育界、マスコミ、役所、一般主婦層などとの意見交換が重要と考えている。インターネットを通した世界的討議も重大となる。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石野 久彌: "日射を中心とした設計用気象データ" 日本建築学会環境工学委員会第27回熱シンポジウム. 第27回. 41-48 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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