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アミド架橋二核ルテニウム錯体の合成と反応に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09875229
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関長崎大学

研究代表者

平木 克磨  長崎大学, 工学部, 教授 (70011004)

研究分担者 河野 博之  長崎大学, 海洋生産科学研究科, 助手 (80214667)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードルテニウム錯体 / ヒドリドルテニウム錯体 / アミド / アミダトルテニウム錯体 / ニトリル / イミドイルイミダト錯体 / 二核ルテニウム錯体
研究概要

クロロヒドリド(カルボニル)トリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(A)とアセトアミドとをベンゼン環流下48時間反応させ、三重架橋非対称二核錯体、μ-クロロ-クロロ-μ-ヒドリド-μ-アセトアミダト-ジ(カルボニル)トリス(トリフェニルホスフィン)ジルテニウム(II)(B)を単離し、X線構造解析法により構造を決めた。同時に、類似の異性体2種(C,D)も単離した。
同様の反応を96時間続けたところ、前記二核錯体は減少し、単核錯体、クロロ(アセトアミダト)カルボニルビス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(E)を単離した。これもX線構造解析法により構造を確認した。また、Eの異性体(F)も約20%生成した。
二核錯体Bとベンゾニトリルを100°Cで反応させると、クロロ[N-(アセトイミドイル)ベンツイミダト]カルボニルビス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(G))とクロロ[N-ベンツイミドイル)ベンツイミダト]カルボニルビス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(H)とが生成した。一方、単核錯体Eとベンゾニトリルとを80°Cで反応させると、錯体GとHにほかに、二核錯体Bが生成した。
以上の結果をもとに錯体Aに対するアミドや有機ニトリルの反応機構を考察した。錯体Aからトリフェニルホスフィン1分子が解離して生じる五配位活性種(I)にアセトアミドが反応して生じる配位不飽和アミダト錯体(J)を鍵中間体をみなすことによって、前記実験結果がよく理解された。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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