研究課題/領域番号 |
09876071
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
久保 辰雄 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10008021)
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研究分担者 |
加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ビタミンA / レチノイン酸 / カロテン / ウズラ / 精巣 / メラトニン / ヒドロキシインドール-O-メチルトランスフェラーゼ / 卵胞刺激ホルモン / 概日リズム |
研究概要 |
大豆抽出タンパク質とグルコースを主成分とする精製飼料でウズラを飼育する場合、ビタミンAの変わりにレチノイン酸を添加すると性成熟が早くなることを既に当研究グループが見出している。より実用的な飼料条件で同様な効果があるかどうかを明らかにするために、本研究ではまず大豆粕とマイロを主成分とする飼料(SM)を用いてウズラの性成熟を検討した。SMを用いた場合にも、レチノイン酸によるウズラの性成熟促進作用を観察し、将来の家禽生産に大きく寄与する可能性を見出した。さらに、精製飼料またはSMにレチノイン酸とビタミンAを同時に添加した場合に、レチノイン酸の単独添加による性成熟促進作用がみられなくなった。この結果から、レチノイン酸の性成熟促進作用はビタミンAにより抑制されることを初めて明らかにした。 β-カロテンはビタミンAと同様な抑制効果を有することも明らかにした。 一方、概日リズムや繁殖に関わっているメラトニンの合成、その合成の律速酵素であるセロトニンN-アセチルトランスフェラーゼのmRNAの日周変動とそれらの光による調節機構にはビタミンAが不可欠であることを前年度の研究により初めて明らかにしている。本研究により、メラトニン合成の最後の段階を触媒する酵素であるヒドロキシインドール-O-メチルトランスフェラーゼのmRNAの日周変動とその光による調節機構も、ウズラのビタミン栄養状態に依存していることを明らかとした。それらの結果は、鳥類のメラトニン合成およびその光による調節機構においてビタミンAが深く関わっていることを示唆した。
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