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トリレオウイルスの鶏頭部腫脹症候群におけるトリガーとしての役割

研究課題

研究課題/領域番号 09876076
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関岩手大学

研究代表者

御領 政信  岩手大学, 農学部, 助教授 (80153774)

研究分担者 岡田 幸助  岩手大学, 農学部, 教授 (50002077)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードトリレオウイルス / 頭部腫脹症候群 / 混合感染 / トリガー / 免疫抑制 / 大腸菌
研究概要

伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(IBDV)による免疫抑制下で,トリレオウイルス(ARV)と大腸菌(E.coli)を用いた混合感染による頭部腫脹症候群の再現を試みた.実験1では,1週齢時のSPF鶏にIBDV993株を経口接種し,3週齢時にARV MJ3810株を点眼接種,その後1,4,7日目にそれぞれ大腸菌を点眼接種した.実験2では,実験1と同様な病原体を用い,未接種および3種の病原体の組合わせで,各群13〜14羽の8群を設定した;A(未接種),B(E.coli),C(ARV),D(ARV+E.coli),E(IBDV),F(IBDV+E.coli),G(IBDV+ARV),H(IBDV+ARV+E.coli).実験1では,頭蓋骨air spaceや中耳内に肉芽腫や炎症性反応などのSHS病変が,ARV感染後のそれぞれの大腸菌感染日数により,2/9羽(1日目),4/9羽(4日目),1/8羽(7日目)にみられた.それゆえ,大腸菌感染日数をARV感染後4日目に設定した.実験2では,肉眼病変がB群の2羽,G群の1羽,H群の3羽にみられた.組織学的には頭部の軽度の炎症性反応を含めたSHS病変が,B群の3羽,D群の2羽,F群の1羽,G群の2羽,H群の5羽にみられたが,頭部皮下織炎は,B群の2羽,H群の4羽のみであった.以上のことから,SHSの発症にはトリレオウイルスがトリガーとして重要ではないかと推察された.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 菊地志津子: "食鳥処理場でみられたブロイラー鶏頭蓋骨air spaceおよび中耳の肉芽腫性病変" 日本獣医師会雑誌. 50. 439-441 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 菊地志津子: "伝染病ファブリキウス嚢病ウイルス接種鶏におけるトリレオウイルスと大腸菌の混合感染による頭部肉芽腫性病変" 日本獣医師会雑誌. 51. 65-69 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 御領政信: "頭部腫脹症候群罹患鶏から分離されたトリレオウイルスの性状" 岩手県獣医師会会報. 23. 124-127 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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