研究課題/領域番号 |
09877037
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
赤木 忠厚 岡山大学, 医学部, 教授 (20136386)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 悪性リンパ腫 / MALT / ヘリコバクター・ピロリ菌 / HSP60 / MALTリンパ腫 / Helicobacter pylori / サイトカイン / 癌遺伝子 |
研究概要 |
1. MALTリンパ腫の臨床病理学的特徴を明らかにした。すなわち、低悪性度MALTリンパ腫は多発性のIIc様病変を形成するものが最も多く、8割の症例で大彎側を侵していた。8割が粘膜下層までの症例でリンパ節転移はまれであったが、固有筋層以深に病変が及ぶと高率にリンパ節転移を認めた。高悪性度化するには約8年を要することが推測された。 2. MALTリンパ腫とHelicobactcter pyloriの関係について次のことを明らかにした。(1)胃MNLTリンパ腫患者は高率にH.pyloriに感染し、除菌により約8割の症例がregressする。(2)胃MNJリンパ腫患者血清IgGはH.pyloriのHSP60に対して強い反応性を示す。(3)胃MALTリンパ腫患者リンパ球はH.pylori抗原の刺激によって増殖する。(4)申請者らの作成したH.pyloriに対するポリクローナル抗体は、胃粘膜上のH.pylori菌体のみでなく、胃MALTリンパ腫リンパ組織の濾胞樹状細胞と反応する。抗ヒトHSP60単クローン抗体も濾胞樹状細胞と反応する。(5)MAVLTリンパ腫細胞の産生するIgMはMALTリンパ腫組織中の約66Kの蛋白と反応する。(6)MALTリンパ腫患者末血リンパ球移入SCIDマウスにH.pyloriを感染させると急性びらんを生ずる。 3. MALTリンパ腫の高悪性度化に際しては、p53変異とBcl-6の高発現が起こることを明らかにした。
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