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C型肝炎ウイルスの細胞レセプター解明へのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 09877066
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関九州大学

研究代表者

柳 雄介  九州大学, 医学部, 教授 (40182365)

研究分担者 木村 洋一  九州大学, 医学部, 助手 (60294914)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードC型肝炎ウイルス / ウイルスレセプター
研究概要

C型肝炎ウイルスレセプターを同定するために,感受性細胞から非感受性細胞(Cos細胞)に遺伝子(発現ベクターを用いて作製したヒト肝臓cDNAライブラリー)を導入する方法と,感受性細胞(HPB-ALL細胞)表面に存在するレセプターに対するモノクローナル抗体を作製する方法の2つのアプローチを試みた。陽性クローンの検出には,培養細胞におけるC型肝炎ウイルスの増殖をPCR(polymerase chain reaction)で検出する系を用いた。しかし,実験を進めて行くうちに,このスクリーニング法はばらつきが大きいこと,また細胞とウイルスを混合した後,細胞RNAを抽出してPCRを行なうので多数のクローンを調べるのは技術的に困難であることが次第に明らかとなった。そこで,方法を変え,C型肝炎ウイルスのエンベロープ蛋白質であるE1とE2の遺伝子をPCRで増幅して,分泌蛋白質発現用のプラスミドベクター(pSecTag)に組み込んだ。これを培養細胞に導入して分泌型E1,E2を産生し,それらの培養細胞に対する結合を指標にして陽性クローンを検出することを試みている。この方法では,cDNAライブラリーを導入した細胞の中からエンベロープ蛋白質と結合できるようなレセプター陽性細胞をパニング法を用いて集めることが可能となり,またモノクローナル抗体のスクリーニングもエンベロープ蛋白質の結合の阻害を指標にして行なうことが可能であると期待される。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nomura,H.: "Usefulness of HCV-RNA assays in efficacy evaluation of intereron treatment for chronic hepatitis C:Amplicor HCV assay and branched DNA probe assay" J.Infection. 34. 249-255 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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