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プルラン・インターフェロン結合体によるC型慢性肝炎患者治療の臨床試験

研究課題

研究課題/領域番号 09877107
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

森安 史典  京都大学, 医学研究科, 助教授 (80191055)

研究分担者 田畑 泰彦  京都大学, 再生医科学研究所, 助教授 (50211371)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードインターフェロン / 慢性肝炎 / プルラン / 2-5AS活性 / 前臨床試験 / 毒性試験 / DDS / 肝集積 / pullulan / intergeron / tarfetin / IFN-pullulan結合体
研究概要

平成10年度実績マウスを使ったブルラン-インターフェロン(pullulan-IFN)結合体の薬理効果の検討を行った。IENは、種特異性が強い。そのため、マウスの生体内でのpullulan-IFN結合体の作用を評価する目的で、マウスIFNによるpu11ulan-IFN結合体を作製した。この結合体をマウスに静脈内投与し、IFN誘導酵素の一つである2′5′oligoadenylate synthetase(2-5AS)のマウス肝における発現をWestern blottingで評価した。その結果、pullulan-IFN結合体によって肝に誘導される2-5AS活性は、同単位のIFN単体の投与によって誘導される2-5AS活性と比較して強く、また、この増強された2-5AS活性の持続は長いことを明らかにした。さらにpullulan-IFN結合体による2-5AS活性の増強は、他臓器では発揮されず肝でのみ強いことを明らかにした。
Pullulan-IFN結合体の安全性を評価する目的で、前臨床試験を行った。単回静脈内投与毒性試験は、ラットおよびカニクイザルを用いて臨床予想投与量の約50倍で実施した。反復静脈内投与毒性試験は、ラットを用いた13週間の間歇静脈内投与毒性試験(週2回投与)とカニクイザルを用いた2週間連日静脈内投与毒性試験を実施した。投与量は、臨床予想投与量の約10倍であった。これらの前臨床試験においては、一部の被験動物に発疹・小出血斑の出現等の軽微な変化を認めたが、臨床上問題となる明らかな臓器障害は観察されなかった。
以上より、pullulan-IFN結合体の安全性が確認され、臨床応用への道が拓かれたといえる。今後臨床試験に入って行く予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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