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一酸化窒素によるアンギオテンシンII受容体の遺伝子レベルでの発現調節とその意義

研究課題

研究課題/領域番号 09877136
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関九州大学

研究代表者

江頭 健輔  九州大学, 医学部, 講師 (60260379)

研究分担者 市来 俊弘  九州大学, 医学部, 非常勤研究員
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード一酸化窒素 / アンジオテンシンII受容体 / 動脈硬化 / 血管リモデリング
研究概要

1.アンジオテンシンII1型受容体(AT1-R)の発現に対する一酸化窒素(NO)の影響を培養血管平滑筋を用いて検討した。NO供与体は用量依存的に血管平滑筋のAT1-R発現を抑制した。AT1-Rのプロモーター領域のdeletion mutantをルシフェラーゼ遺伝子に結合した組み替えDNAを培養細胞に導入し、ルシフェラーゼ活性を検討した。AT1-R遺伝子の転写開始点より61塩基上流を含むconstructにおいて、NO供与体によるルシフェラーゼ活性の抑制が認められた。これらの成績から、NOはAT1-R遺伝子の近位プロモーターに作用してその発現を抑制すると考えられた。
2.NO合成阻害薬N^ω-nitro-L-arginine methyl ester(L-NAME)をラットに投与すると、心臓組織のAT1-Rが増加するかどうかを検討した。雄WKYラットを対照群、L-NAME群(100mg/kg・day)、L^+L-arg群(L-NAME+L-arginine同時投与)に分けた。投与7日後に心臓を摘出し、AT1-R遺伝子発現を検討した。L-NAME投与によりAT1-R遺伝子発現は有意に増加していた。このAT1-Rの発現増加はL-arginine同時投与によって抑制された。これらの成績から、NO産生阻害モデルにおいて心臓のAT1-Rの発現が増加することが明らかになった。このAT1受容体の発現亢進が血管リモデリング発生に関与することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ichiki et al.: "Downregulation of angiotensin II type 1 receptor gene transcription by nitric oxide" Hypertension. (in press).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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