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組織線維化、硬化におけるサイトカインの調節、機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09877161
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関長崎大学

研究代表者

竹中 基  長崎大学, 医学部, 助手 (30281207)

研究分担者 浜崎 洋一郎  長崎大学, 医学部, 助手 (10180936)
片山 一朗  長崎大学, 医学部, 教授 (80191980)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード組織線維化 / ブレオマイシン / インターフェロンγ / マンノース6リン酸 / IRF-1 / IRF-2 / ヒアルロン酸 / デルマタン硫酸
研究概要

1 In vivoにおける組織線維化・硬化モデルの検討
Balb/cマウスの背部にブレオマイシンを皮下注射することにより病理学的に真皮膠原線維の肥厚増生を誘導した。そのモデルにインターフェロンγを同時に投与することにより病理組織学的に組織線維化の改善を認めた。また、組織の線維化を亢進させるTGFβを抑制するマンノース6リン酸を皮下注射することによっても線維化を抑制する事が示された。インターフェロンの細胞内シグナル伝達因子であるIRF-1、IRF-2のノックアウトマウスを用いて、同様にブレオマイシン皮下投与による線維化の検討を行ったところコントロールに比較して軽度の線維化を認めた。このことよりインターフェロンγの線維化の抑制はIRF-1、IRF-2と異なる細胞内伝達系が関与している可能性が示唆された。
2 組織線維化モデルにおけるムコ多糖の解析
ブレオマイシン線維化モデルマウスの皮膚組織よりムコ多糖を抽出し、アセテート膜電気泳動により解析した。ブレオマイシン投与群に比較し、ブレオマイシンとインターフェロンγ投与群および、ブレオマイシンとマンノース6リン酸投与群においてはヒアルロン酸、デルマタン硫酸の増加する傾向が示された。
現在、培養系を用いてブレオマイシン、インターフェロンγ、TGF-β、IL-4,マンノース6リン酸などの因子のムコ多糖産生への関与を検討している。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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