研究課題/領域番号 |
09877175
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井上 俊彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70028512)
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研究分担者 |
大関 修治 大阪大学, 遺伝情報実験施設, 助手 (80093384)
井上 武宏 大阪大学, 医学部, 助教授 (10159981)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ミトコンドリアDNA / 放射線感受性 |
研究概要 |
(1)ρ^++cell(親株)(2)ρ^0cell(ミトコンドリアDNA欠失株)(3)syn-cell(ミトコンドリアDNA変異株)これら3つの細胞を用いて、colony formationassayとDye exclusion testにより生存率・増殖能を、flow cytometryにより細胞周期・アポブトーシスの検討を行った。ミトコンドリアDNA欠損株においては親株に比して放射線感受性・アポプトーシス頻度が低く、syn一細胞ではいずれも回復した。syn一細胞では親株のρ十細胞に近い放射線感受性・アポプトフシス頻度が観察された(投稿中)。以上の結果の再現性を検討するために同様のミトコンドリアDNA欠損の肉腫細胞株で同様の検討を行っている。その際一部の細胞がコロとー形成が不良であるためにマイクロヌクレウスアッセイを導入した。Schiff試薬・DAP1など複数の染色法が報告きれているため現在どの方法が適しているか検討中である。またApo-tag Kitによりアポブトーシスを光学顕微鏡レベルでも確認している。さらに(1)酸素分圧を変更する系および(2)重粒子線を照射する実験系を構築中である。酸素分圧の変更系ではCHO細胞において通常/低酸素状態のRBEが2を越えることを確認した。重粒子線実験は98年12月に第一回の実紐が行われ、条件設定のための予備実験として線維芽細胞にたいして陽子線の照射を行いcolony formation assayとDye exclusion testを行った。
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