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造血前駆細胞の選択的支持能を規定する骨髄間質細胞表面分子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09877203
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東北大学

研究代表者

亀岡 淳一  東北大学, 医学部, 助手 (30261621)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード間質細胞 / 骨髄
研究概要

ヒト骨髄間質細胞の表面抗原を認識するモノクローナル抗体を用いた骨髄間質細胞の形態と機能の解析の報告は少ない。今回、ヒト骨髄間質細胞をSV40でトランスフォームして細胞株を確立し(SC5-4)、これをBALB/Cマウスに免疫して間質細胞上の抗原に対するモノクローナル抗体(Y-72)を作製した。まず、平成9年度にひきつづき、症例数を増やして、骨髄生検標本の免疫組織化学により、各種血液疾患におけるY-72の発現を正常骨髄と比較して検討した。骨髄生検標本の単位面積あたりのY-72陽性骨髄間質細胞数は、急性骨髄性白血病(8例)、急性リンパ性白血病(6例)、慢性骨髄性白血病(5例)などの造血器悪性疾患の骨髄においては正常骨髄(4例)と統計学的に差のない数値を示した。それに対して、再生不良性貧血(5例)の骨髄ではY-72陽性細胞は減少していた。再生不良性貧血では、血球細胞のみならず骨髄間質細胞も減少している可能性が強く示唆された。次に、今回の研究の主目的であるY-72の認識する抗原分子の同定を、平成9年度に続いて試みた。免疫ブロッテイング法ではY-72は分子量43kDのバンドを示したが、免疫沈降法では各種条件でも明瞭なバンドが得られなかった。アフィニテイクロマトグラフィにて蛋白を精製する目的でY-72を直接ビーズに結合させて免疫沈降法を試みているが、いまだ明瞭なバンドは得られていない。現在、cDNAライブラリーをCOS7細胞に導入して行う発現クローニングを検討中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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