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悪性リンパ腫のリンパ節間質細胞の性状同定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09877207
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関三重大学

研究代表者

北 堅吉  三重大学, 医学部, 助教授 (90169847)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
キーワード悪性リンパ腫 / リンパ節間質細胞 / 細胞増殖 / サイトカイン / マウス骨髄間質細胞 / B前駆細胞性白血病
研究概要

本研究目的は悪性リンパ腫を中心としたリンパ系腫瘍細胞の増殖に深く関与すると考えられるリンパ節あるいは骨髄間質細胞の性状を明らかにすることにあった。方法はI)リンパ節標本の免疫染色による間質細胞の性状同定,II)リンパ節間質細胞の培養とリンパ腫細胞の増殖能の検討,III)既存リンパ系細胞支持能を有するマウス細胞株とリンパ系腫瘍細胞の共培養による検討であった。
I)に関しては,リンパ節構成間質細胞は濾胞内樹状細胞と濾胞間樹状細胞に大別されるか後者について.次の知見を得た。濾胞間樹状細胞はCD1抗原を発現し、その周囲に骨髄球系細胞か集簇する傾向かある。本細胞は幹細胞増殖因子を発現していることを明らかにした。他の増殖因子発現や濾胞内樹状細胞での発現は検索中である。
II)に関しては、現在なお有効な間質細胞の培養系確立に至っていない。但し、腹水胸水等に含まれる間質細胞はリンパ腫細胞を2〜3週間維持しうることが明らかになりつつあり,そのような症例で,この細胞の性状を明らかにしていく予定である。
III)に関しては,マウスMS-5,MS-10樹立株がヒトB前駆性白血病細胞を維持し,その維持能力,B前駆細胞分化段階と密接に関係することを明らかにした。投稿準備中である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Taniguchi M, 他: "Denovo CD5^+ diffuse large B-cell lymphomas express VHgeneo with somatic mutation." Blood. 91(4). 1145-1151 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Yamaguchi M, 他: "Gamma-delta T-cell lymphoma of the thyroid grand." N Engl J Med. 336. 1391-1392 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Takahashi T, 他: "Frequeut expression of human thy-l autigen on pre-B cell acute lymphoblastic leukencid with t(9:21)" Int.J.Haematol. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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