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ADENOVIRAL VECTORを 使用した肝臓に対する遺伝子治療における投与条件の基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 09877251
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

岡本 友好  東京慈恵会医科大学, 外科学講座・第2, 講師 (00246381)

研究分担者 武内 孝介  東京慈恵会医科大学, 外科学講座第2, 助手 (40297403)
大橋 十也  東京慈恵会医科大学, 小児科学講座, 講師 (60160595)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード肝臓 / アデノウイルス / 投与条件 / 遺伝子治療 / ADENO VIRUS / 外科
研究概要

1. 各投与経路別のadenoviral vectorの感染,遺伝子発現について経静脈的,経門脈的,無血的肝潅流法にて遺伝子(beta-galactosidase)の発現を比較すると,無血的肝潅流法が,約5倍の発現が経静脈的,経門脈的に比較して得られた.
2. 無血的肝潅流法の安全性
無血的肝潅流法を施行したビーグル犬の1週間生存率は4/5,80%で,肝逸脱酵素は術後3日目でピークをむかえた(ALT 323±65,AST 255±98)が,1週間後には正常化した.
3. 無血的肝潅流法の投与条件の検討
潅流液の温度(4度vs25度),潅流速度(30ml/min vs 100ml/min)では,25度,30ml/minで遺伝子発現の均一性,量ともに増加した.
4. 薬剤などの添加物の影響
血漿成分,蛋白分解酵素阻害剤,プロスタグランディングランジン製剤と潅流液との混和ではいずれも1.5倍強の発現量の増加を認めたが,N-number少なく,有意差を認めるまでには至っていない.
以上より,無血的肝潅流法は肝に対するadenoviral vectorを使用した遺伝子投与法として,その有効性,安全性が大動物においても証明された.さらに,血漿成分,蛋白分解酵素阻害剤,プロスタグランディングランジン製剤の同時潅流により導入率の向上がえられ,臨床応用に希望が持てる結果となった.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岡本 友好: "組み替えアデノウイルスによる肝細胞への遺伝子導入における投与法に関する基礎的研究" 日本外科学会雑誌. 98. 656 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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