研究課題/領域番号 |
09877303
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
竹之下 真 大阪大学, 医学部, 講師 (00144486)
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研究分担者 |
吉矢 生人 大阪大学, 医学部, 教授 (80028505)
田辺 敬貴 愛媛大学, 医学部, 教授 (90171818)
柴田 政彦 大阪大学, 医学部, 助手 (50216016)
高階 雅紀 大阪大学, 医学部・附属病院, 助手 (30221352)
西村 信哉 大阪大学, 医学部, 助手 (00263286)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 短期記憶 / 長期記憶 / 移行 / 記憶固定時間 |
研究概要 |
[対象] ASAI-II、20-60才の乳腺・甲状腺・婦人科疾患の全身麻酔予定患者20名を対象とした。いずれも前もってinformed concentを文書で得た。 [麻酔方法] 前投薬はH2-blockerのみとし、記憶課題負荷中にthiamylal 5mg/kgの投与により麻酔導入し、vecuronium 0.16mg/kgを用いて気管内挿管した。GOS(66%N2O+1-2%Sevoflurane)で麻酔を維持した。術後の鎮静薬は可能な限り使用せず、術後鎮痛薬は非ステロイド消炎鎮痛薬のみとすした。手術前日に実験内容を説明し、簡単な練習をした。 [記憶テスト] (1)当日の記憶課題の負荷 普通名詞を6語の組み合わせを10組テープレコーダに録音しておき、各患者にその内の任意の1組を使用した。6語は20秒間隔で提示した。各語の提示直後1回復唱してもらい、その後簡単な計算(順次7を引く)によりdistractionをかけ、提示10秒後に再度復唱してもらった。3番目の言葉提示の約10秒後にthiamylaを静注した。脳波記録を同時に行い、入眠の確認、各記憶言語賦課から入眠時間までの間隔(賦課入眠間隔)を測定した。 (2)記憶の有無の確認 麻酔導入24-30時間後、賦課された言葉を知らない者が被試験者に面接し、賦課した6語のそれぞれに対し、正解を含む無関連語5個を提示し選んでもらった。記憶された語、および記憶されなかった語の賦課時刻と入眠時刻の間隔から、記憶固定期間を求めた。 [結果] 上記方法で求めた記憶固定期間は約20秒であった。
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