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脊髄過敏形成と興奮性、抑制性神経伝達物質の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09877304
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関島根医科大学

研究代表者

橋本 圭司  島根医科大学, 医学部, 助手 (60252920)

研究分担者 桐原 由美子  島根医科大学, 医学部, 教務職員 (90234400)
斉藤 洋司  島根医科大学, 医学部, 助教授 (50162243)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
キーワードモルヒネ / 耐性 / 脊髄 / グルタミン酸 / GABA
研究概要

Sprague-Dawley系雄ラットを対象とした。バルビタール麻酔下に腰部よりくも膜下腔カテーテルを留置し、先端を浸透圧ミニポンプと接続し皮下に埋め込みを行った。留置時に脳脊髄液10μlを採取した。ミニポンプ内のリザーバーに各濃度のモルヒネ溶液を入れておき、1-10μg/kg/hrの速度で7日間にわたってくも膜下腔持続注入を行った。またコントロールとして、生食をリザーバーにいれ同様の方法でくも膜下腔持続注入した。体性痛に対する疼痛閾値の測定はtail flick試験を用いて、内臓痛に対する疼痛閾値の測定はcolorectal distension試験を用いて行った。マイクロダイアリシスプローベを脊髄腰部膨大部に埋め込み、透析液にて潅流した。細胞外潅流液の回収は1、3、5、7日目に行い、それぞれ疼痛閾値測定前と測定後10分間毎に60分間行った。マイクロダイアリシスにより得られた細胞外潅流液中のグルタミン酸レベル、GABAレベルを高速液体クロマトグラムを用いて測定した。モルヒネの体性鎮痛効果および内臓性鎮痛効果は1日目をピークとして徐々に減衰していき、脊髄における耐性形成を示していた。脊髄細胞外潅流液中のグルタミン酸レベル、GABAレベルは個体間でのばらつきが大きく、また経時的変化においても安定した回収が難しく、結論づけるには至らなかった。とくにグルタミン酸レベルは手術侵襲や疼痛閾値測定により大きな影響を受けたことから、今後さらなる検討が必要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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