• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

圧可変容量コンデンサーによるLC回路共振原理を利用した生体内圧測定装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09877313
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関信州大学

研究代表者

西沢 理  信州大学, 医学部, 教授 (60091815)

研究分担者 岩田 研司  信州大学, 医学部・附属病院, 助手 (70293503)
加藤 晴朗  信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (90233808)
佐藤 智哉  信州大学, 医学部附属病院, 助手 (30291272)
清河 英雄  信州大学, 医学部, 助手 (30262728)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード膀胱内圧 / カーボンファイバーフェルト / テレメータシステム / 生体内圧測定 / 圧可変容量コンデンサー / LC回路共振原理
研究概要

イヌを対象とした動物実験により生体内内圧測定について基礎的な検討を行った。麻酔下の状態で開腹し,膀胱頂部からカーボンファイバーフェルト圧素子を膀胱内に挿入し,ブリッジ回路を経て,イヌの体外に置いたテレメータシステム送信機に連結し,そのテレメータシステム送信機からさらにテレメータシステム受信機に圧信号をケーブルによる連結をしない状態で送信することにより,イヌと記録器械との連結をしない状態で膀胱内圧を測定した。同時に尿道内から圧測定用カテーテルを膀胱内に留置し,トランスデューサーおよび記録器械に連結し,記録器械に拘束する通常の方法でも膀胱内圧を測定した。生理的食塩水を逆行性に膀胱内に注入し蓄尿時,膀胱内圧上昇時および排尿時におけるカーボンファイバーフェルト圧素子およびテレメータシステムによる測定と通常の方法である圧測定用カテーテルによる測定とを比較することにより測定システムの実用性を評価した。
その結果,両者の測定値は蓄尿時においてほとんど同じ値であった。また,膀胱内圧上昇時および排尿時における律動的な膀胱内圧の変動がいずれの測定法によっても,明瞭に捉えられた。今後,カーボンファイバーフェルト圧素子はカテーテルに取り付けるなど,その形状をさまざまに加工することができる点で応用が可能であり,テレメータシステムも一層の小型化が可能である。カーボンファイバーフェルト圧素子およびテレメータシステムによる被験者を記録器械に拘束せずに,膀胱内圧を測定する手法は,より生理的な膀胱機能を把握する上で,臨床的に意義の高いものになることが期待される。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi