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B細胞におけるCD14発現の検討

研究課題

研究課題/領域番号 09877345
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関大阪大学

研究代表者

浜田 茂幸  大阪大学, 歯学部, 教授 (60028777)

研究分担者 木村 重信  大阪大学, 歯学部, 助教授 (10177917)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードLPS / CD14 / B細胞 / RT-PCR / Northern blot / フローサイトメトリー
研究概要

グラム陰性菌の外膜に存在するリポ多糖(lipopolysaccharide:LPS)はB細胞をはじめ種々の生体細胞に対して強い生物学的活性を有するが,生体細胞側のLPS受容体に関しては不明な点が数多く残されている.単球/マクロファージにおいては,細胞表面のCD14が,血清中のLPS結合蛋白(LBP)と結合したLPS,すなわちLPS-LBP複合体に対する受容体として働くことが明らかにされているが,リンパ系細胞,特にB細胞での発現については明らかではない.本研究では,マウスB細胞由来培養細胞株CH12.LX,種々のマウスmyelona細胞株および精製マウス脾臓B細胞を用いて,B細胞でのCD14発現について検討を行った.その結果,マウスマクロファージで報告されているCD14に特異的なプライマーを用いたRT-PCR法およびNorthernblot法の成績から,CH12.LXにおいてCD14mRNAの発現が認められた.さらに,このCD14mRNAのcDNAのシークエンスの結果は,マクロファージで報告されているCD14遺伝子のそれと完全に一致した.しかし陽性対照のマクロファージ由来株化細胞であるJ774.1と比較して,CH12.LXでのCD14mRNAの発現程度は低いことが明らかとなった.CH12.LXにおける細胞表面へのCD14分子の発現については,抗マウスCD14モノクローナル抗体を用いてフローサイトメトリーにより解析した結果,mRNAレベルでの成績に一致して,CH12.LXの細胞表面にCD14分子が発現していること,しかしその発現程度はJ774.1と比較して低いことが認められ,少なくとも特定のB細胞株においてはCD14分子が発現することが明らかとなった.しかし,今回調べたかぎりにおいては,マウスmylona細胞株および精製BALB/cマウス脾臓B細胞での細胞内のCD14mRNA発現および細胞表面上でのCD14分子の発現はともに認められなかった.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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