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口腔粘膜症患の発症機構におけるγδT細胞の関与に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09877357
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関北海道大学

研究代表者

吉田 重光  北海道大学, 歯学部, 教授 (80174928)

研究分担者 沢 禎彦  北海道大学, 歯学部, 助手 (70271666)
鈴木 正嗣  北海道大学, 歯学部, 助教授 (90216440)
柴田 健一郎  北海道大学, 歯学部, 助教授 (50145265)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード口腔粘膜症患 / γδT細胞 / anti-pan-γδTCR / anti-vγ4 / TNF・α / TFN-γ / 扁平苔癬 / 舌癌 / 口腔粘膜疾患 / 免疫組織化学
研究概要

1. ヒトおよびBALB/cAnNCrjマウスγδT細胞についてのγδT細胞レセプター共通抗原に対する抗体(anti-pan-γδTCR)、およびanti-Vγ4を用いた免疫組織化学的検索
1) 腸管粘膜やリンパ節の組織切片で観察されるγδT細胞の細胞数と比較して、舌ならびに頬粘膜の組織切片で観察されるγδT細胞の細胞数は顕著に少ない。
2) TNF-αならびにIFN-γを投与したマウス舌粘膜では健常組織と比較してγδT細胞の増加は見られない。
3) BCG投与ならびにLPS長期連続投与したマウス舌ではanti-Pan-γδTCR陽性細胞およびVγ4型γδT細胞の両者の増加傾向が見られる。
2. 扁平苔癖および舌癌から得られた臨床材料についてのanti-pan-γδTCRを用いた検索
4) 扁平苔癖病巣中心部ではγδT細胞は観察されないものの、病巣辺縁部ではγδT細胞が観察される。
5) 舌癌では病巣中心部および辺縁部共にγδT細胞は観察されない。
以上の検索結果は、口腔粘膜に通常存在するγδT細胞の細胞数は腸管粘膜ほど多くないこと、急性炎症には関与しないこと、また粘膜異常の早期に出現し、これに関与する可能性のあることを示すものである。またγδT細胞の分化に関与することが知られているIL-7を長期投与したマウス舌組織切片において、観察されるγδT細胞の細胞数が増加傾向を示すことが観察されたが、このことは口腔粘膜における未分化T前駆細胞の存在を示唆している。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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