• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

セラミックスによる支台築造体の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09877382
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

長谷川 晃嗣  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (70218444)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード支台築造体 / セラミックス / 倣い加工
研究概要

現用の支台築造方法はすべての床例に対し必ずしも満足できる物ではなく、多くの床例に適応できる欠点の少ない審美的な支台築造方法の確立が必要である。この観点からセラミックス製の支台築造体の製作を構想した。製作方法は、各種サイズの「既製根管ポスト」を「工場製の既製セラミックスブロック」の中心に開けた孔に接着した「ポストコアシステム用ブロック」から「歯科用手動倣い加工機」を利用して削り出すものである。
この術式は極めて工作精度が高く、技工操作も簡単で、一本の支台築造体を削り出し歯根に接着するまでの所用時間は15分程度であることがわかった。
この方法で製作したセラミックス製支台築造体の機械的強度の評価を行った。「既製根管ポストとコンポジットレジンによる支台築造方法」と本法によるセラミックスコアを破折試験により比較した。この結果「セラミックスによる支台築造方法」の破折強さは平均27.4kgfで、現用の「既製根管ポストとコンポジットレジン」の平均30.2kgfとほぼ同等で、さらに高強度のセラミックスを使用すれば十分に実用の可能性がある事が明らかとなった。今後解決すべき課題は
1.現在までに評価したセラミックス材料は長石系の物が主である。工業用セラミックスをも含めた材料の中から「セラミックス製支台築造体」に、より適した材料を探索する必要がある。
2.この場合セラミックスブロックに開ける孔の工作条件を各種セラミックスごとに決定する必要がある。
3.現在臨床で用いられているコア、ポストの形態の拠り所となる諸理論は、「金属鋳造体や、コンポジットレジン」の特性から導かれたものである。したがってセラミックスの持つ性質から導かれた形状は従来の築造体とは細部において異なる可能性が大きい。したがってセラミックスの持つ特性をふまえ「セラミックス製支台築造体のあるべき形状」を設計する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Koji Hasegawa: "Evaluation of New Ceramics Dowel-Core System" The Third International Congress on Dental materials transaction. 177 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi