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口唇裂・口蓋裂の発生とapoptosisの関係についての免疫組織学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 09877393
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

宮脇 昭彦  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (40200216)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード口唇裂・口蓋裂 / apoptosis / 免疫組織化学 / TUNEL法 / cleft lip and palate / programmed cell death / adhesion molecules / mouse
研究概要

口唇裂、口蓋裂は世界のすべての民族に認められる、発生頻度の高い先天奇形のひとつであるが、その発生機序については、apoptosisとの関連が注目されてきているものの、最近形質転換によるものではないかとの報告がなされ混迷を深めている。そこで口唇、口蓋の癒合がapoptosisによるものか、形質転換によるものかを証明するために以下の実験を行った。また癒合に関連している接着性因子についても検索した。
(1)レチノールで裂奇形を持ったマウスを作成した。
(2)近年、apoptosisの指標として、核内のDNAの断片化を組織化学駅的に検出するTUNEL法が広く用いられているが、上記マウス胎児の発生時期を追って、apoptosisが口唇口蓋の癒合期に起きているかTUNEL法を用いて検索した。
(3)同じくマウス胎児の発生時期を迫って、免疫電顕法により、口唇口蓋の癒合期に形質転換が起きているか検証した。
発生段階の口腔、顔面領域のapoptosisは一次口蓋、二次口蓋、などで確認されているが、今回の正常マウスの発生段階でも確認された。裂奇形を持ったマウスにおいても、apoptosisの過剰あるいは過少がみられるが、有意差はみられなかった。しかしながらapoptosisは発生途上の形態形成に積極的に関わっているとの報告もみられるようになり、裂奇形においても詳細は不明であるがapoptosisの何らかの異常が関係しているのではないかと予想される。さらに研究を続け詳細に検討したい。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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