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ヒトのう蝕感受性遺伝子の研究(HLA-DRBについて)

研究課題

研究課題/領域番号 09877402
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

小澤 雄樹  東北大学, 歯学部附属病院, 講師 (90125518)

研究分担者 千葉 潤子  東北大学, 歯学部附属病院, 助手 (50197620)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードう蝕 / 遺伝子 / HLA-DRB1 / DMFT / Streptococcus mutans / Lactobacillus / DI-1 / う蝕発症因子 / う触 / DNA / PCR / 頬粘膜 / HLA-DQAl / 免疫調査 / DNAダイビング
研究概要

HLA-DRB1領域の対立遺伝子(アリル)とう蝕経験歯数,Streptococcus mutansの数,Lactobacillusの数ならびに歯の汚れとの関係を統計学的に検討した。
1. う蝕経験歯数(DMFT)
DMFT=0(50名)群とDMFT>9(34名)群間において,それぞれに出現した各対立遺伝子の数をχ2乗テストを用いて検定した。その結果,全ての対立遺伝子についてDMFT=0群とDMFT>9群間に統計学的有意差は認められなかった。
2. Streptococcus mutans(SM)
SMの数をCFUで評価した。CFU<100,000(52名)群とCFU>100,000(31名)群に分け,対立遺伝子の出現頻度を検定した。その結果,SMの数が多い(CFU>100,000)群はDRB1*1201が統計学的有意に少なく,DRB1*1406が有意に多かった。
3. Lactobacillus(LB)
LBの数もCFUで評価した。CFU<10,000(48名)群とCFU>10,000(34名)群に分け,対立遺伝子の出現頻度を検定した。その結果,LBの数が多い(CFU>10,000)群はDRB1*11302が統計学的有意に多かった。
4. 歯の汚れ(DI-S)
歯の汚れは,Simplified debris index(DI-S)を用いて評価した。DI-S<0.6(35名)群とDI-S>0.6(43名)群に分け,対立遺伝子の出現頻度を検定した。その結果,歯が汚れている(DI-S>0.6)群はDRB1*0901が統計学的有意に少なく,DRB1*0101とDRB1*1201が有意に多かった。
以上のことから,HLA-DRB1遺伝子は,う蝕経験歯数との直接的な関与は認められなかったが,う蝕発症因子(SM,LB,DI-S)に影響を与えていることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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