研究課題/領域番号 |
09877418
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
正山 征洋 九州大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (70037604)
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研究分担者 |
田中 宏幸 九州大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (30253470)
森元 聡 九州大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (60191045)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 抗フォルスコリンモノクローナル抗体 / scFV遺伝子 / フオルスコリン / Coleus forskohlii / 組換え植物 / フオルスコリン高含有株 / MAb / scFv / 生合成制御 / フォルスコリン / 阿片アルカロイド / 大麻成分 / ステロイダルアルカロイド配糖体 / scFV |
研究概要 |
小型化抗体遺伝子を植物へ導入することにより、抗体と2次代謝産物とのコンプレックスを生成し、系外へ除去されることにより2次代謝産物の生合成経路のキャパシティーが増大し、より多量の2次代謝産物を生産蓄積するというアイディアに基ずくものである。 Agrobacteriumに組み換えるために、まず大腸菌でのscFVの発現系を構築した。抗forskolinMAb産生ハイブリドーマからmRNAを抽出し、逆転写によりcKNAを合成したVHとVLの可変部分に相補的なプライマーを用いてPCRを行いVH,VLを増幅した。VH,VLをペプチドリンカーにより連結しscFV遺伝子を構築する。このものをpET-28aベクターへ組み換えた。本ベクターを大腸菌BL21に形質転換し大量発現系を構築し、IPTGの添加によりscFVを発現させた。scFVはin clusion bodyとして発現するため尿素で可溶化し希釈法により巻き戻した後His-tagを用いたアフィニティーカラムにより精製を行うことによりscFVタンパクを得ることが出来た。本法によれば培地100nl当たり約6mgのscFVが得られる。現在までに抗forskolinMAb scFVとforskolinとのモデリングを行っている。現在scFV遺伝子を、Agrobacteriumに組み換え中で、今後forskolin含有Coleus horskohliiに組み換え植物体で発現させることによりforskolinの生合成をコントロールし、forskolin高含有株を作出すべく実験を進めている。
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