研究課題/領域番号 |
09877432
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堅田 利明 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (10088859)
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研究分担者 |
星野 真一 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (40219168)
仁科 博史 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (60212122)
櫨木 修 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (80142751)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | リンパ球 / アストロ細胞 / CD38 / PC-1 / エクト型酵素 / NADアーゼ / ホスホジエステラーゼ |
研究概要 |
先に申請者の研究グループは、レチノイン酸によるヒトHL-60細胞の好中球への分化過程でエクト型NAD分解酵素(NADase)が細胞表層に誘導され、この酵素活性がリンパ球表面抗原のCD38によって担われることを明らかにした。本研究では、細胞表層上の新しい機能分子と期待されるCD38及びこれと関連するプリンヌクレオチド代謝酵素につき、それらの生理機能と酵素化学的特性、転写調節の機構などを検討し、以下の知見を得た。1.IgG_1サブクラスに属する抗CD38モノクローン抗体でリンパ球系の細胞を刺激すると、複数の細胞内機能蛋白質がチロシンリン酸化されたが、この作用はCD38抗体のFc部分がFcγII受容体を刺激した結果であった。2、ラット脳の初代培養法により、各種のグリア、神経細胞を分取してラットCD38の局在を解析した結果、CD38はアストロ細胞に強く発現しており、またその細胞表層には顕著なNADase活性が認められた。さらに共焦点レーザー顕微鏡を用いた観察から、アストロ細胞のCD38は斑点(cluster)状の構造をとり、基質NADの添加によって細胞内陥入(internalization)することが明らかにされた。3、これらリンパ球系と神経系の細胞表層には、CD38とは別にヌクレオチドを基質とするPC-1様の酵素(phyrophosphatase/phosphodiesterase)活性が存在し、その一部は分泌型の性状を示した。4、推定された分泌型PC-1のN末端配列を決定し、プロセッシング部位を同定した。5、ヒトCD38遺伝子の遺伝子発現について解析し、核内レチノイン酸受容体のRAR(α)/RXRが結合する応答配列が第1イントロン上に存在することを見出した。
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