研究課題/領域番号 |
09877450
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
岡 希太郎 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (40057336)
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研究分担者 |
渡辺 徳弘 東京薬科大学, 薬学部, 助教授 (30057335)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 副作用システムレビュー / 副作用チェックシート / 重大副作用 / 重大副作用の予測 / データベース / CD-ROM / 薬剤師ネットワーク / 副作用初期症状 / 添付文書 / 副作用 / 情報収集 / インターネット |
研究概要 |
我々は、保険薬局から副作用情報を収集するために、(1)薬剤師のモティベーションを向上させる方法、(2)患者の副作用症状を聞き取る方法、(3)薬剤師から情報を収集する通信手段、(4)収集した情報を整理し解析する方法などを明らかにし、薬科大学と保険薬局のネットワークを構築することを目的として本研究に着手した。平成9年度には主として(1)と(2)について検討し、アンケート調査などによる薬剤師の意識調査を実施した上で、薬剤師による患者システムレビュー方式を採用することに決定し、それを具体化するための副作用チェックシートを試作した。 平成10年度においては、まず(3)をインターネット回線で実行するために、副作用チェックシートの内容を含めて、重大副作用の初期症状と各医薬品が有する重大副作用をデータベース化し、患者の副作用チェックシートにマークされた内容と処方せんに記載された医薬品名の双方から、起こり得る重大副作用を予測するためのソフトウエアを作成した。データベースとソフトウエアはCD-ROM化されているので、全国の薬剤師が自分の薬局で使用することができ、また、患者データをインターネット回線で収集することが可能になった。 (4)に関しては、収集した患者情報を整理し解析するソフトウエアを作成したので、将来的には医薬品の副作用に関する実態を調査するため、10店舗程度のモデル薬局を指定して試運転を開始するまでに到達した。今後、本格的なネットワーク構築に向けて準備はほぼ整ったといえる。
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