研究概要 |
[目的]分子の薬理情報や電磁波の周波数情報が電磁場を介して伝達し水に転写され、またその水に生体効果のあることが報告されている^<1.2)>。本研究ではそれらの生物学的情報伝達の機序をより明らかにすることを目的とした。[方法]1)2つの等しいソレノイド型コイルを木の板上に設置しそれぞれの一端を接続する。一方のコイルに試料として任意の薬物を、他方にガラス・バイアルに封入した蒸留水を置き、後者に情報の転写を試みる。2)発振器を用いて特定の周波数をあらかじめ転写した水を試料として1と同様の実験を行う。3)一方のコイルを逆巻きにして1・2と同様の実験を行う。4)磁場とベクトルポテンシャル場とを分離するために用意したトロイダル型フェライト・コアを台上に平らに置き、南北線上でコアより等距離に試料及び蒸留水を置く。情報転写は蒸留水のバイアルを台に叩きつけて(succussion)^<1)>行い、転写の確認にはBi-Digital O-Ring Testの共鳴反応^<3)>での筋緊張の変化を指標とした。[結果]1・2では蒸留水に試料と同様の反応が得られた。3・4では蒸留水から得られる反応は試料と全く反対になった(相反転)。4では試料及び蒸留水の位置が南北線上から外れると反応の逆転を伴った情報伝達は認められなかった。コアを消磁すると情報伝達は認められなくなった。[考察]電磁場、特に磁気ベクトルポテンシャル(MVP)と筋緊張など生体の秩序性に関与する情報系^<4)>との関連が示唆された。特に相反転は地磁気のMVPとの相互関係で生じた効果と考えられるがその理論についてさらなる検討を要する。臨床的にはこの効果を用いて病的生体情報を反転することによる治療効果が期待される。1)Smith CW,Neural Network World 3:379,1994.2)Endler PC et al.Vet Human Toxicol 37:259,1995.3)Omura Y,Acupunct Electrother Res 11:65,1986.4)鮎澤ら,人体科学会第8回年次大会抄録集.p20,1998.
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