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視覚障害者支援のための点字・朗読システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09878037
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関香川大学

研究代表者

高井 忠昌  香川大学, 教育学部, 教授 (60124111)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード視覚障害者 / 点字プリンタ / 音声認識
研究概要

購入したイメージスキャナを持つパソコン及び既存の数種類のパソコンに、活字認識用OCRソフト、日本語テキスト朗読ソフト、音声認識用ソフト等をインストールし、その信頼性、利用の難易度、プログラム化の可否等多岐にわたり検討を行った。市販のOCRソフトを用いれば、書籍等の文字をかなり正確にしかも高速で漢字まじりのテキスト文に変換できた。また文章朗読については、漢字まじりのテキスト文を市販のソフトはかなり正確に朗読することができた。音声認識を用いて朗読システムの自動化を行おうと試みたが、認識率がさほどよくなく実用化は不可能と思われた。しかし音声認識のための専用のLSIを搭載したボードを使用すれば、認識率が飛躍的に向上することがわかった。この音声認識システムと市販の文章朗読システムとを組み合わせる際、プログラムの起動方法、朗読ファイルの指定方法等において問題がありプログラミングが難しいことがわかった。点字プリンタへ出力するためには、漢字まじりのテキスト文をひらがなだけのわかち書きに変換しなければならないが、この変換のプログラミングも試みた。しかし漢字の読み方の多様性、スペースの入れ方の規則等多くの問題があり、簡単に変換できないことが判明した。点字用のわかち文を手入力で準備し、試作した点字プリンタによる印字を行ない、実用に耐える印刷出力を得ることができた。この点字プリンタは、連続給紙ができず、印字する針も1本しかなく印刷速度が遅い等多くの問題があり、今後大幅な改良が必要と思われる。さらに、従来、パソコンの種類に応じて点字プリンタを駆動するための入出力ボードを探さねばならなかったが、通信用のRS232Cを介してステッピングモータ等を制御できるものがあり、プログラミングの変更だけで点字プリンタを制御できる目途が立った。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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