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児童・生徒の造形的な「みたて」能力の調査と「みたて」の造形教材および指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09878045
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関高知大学

研究代表者

上野 行一  高知大学, 教育学部, 助教授 (40284426)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードみたて / 教科書 / 見立て / つくりもん / 一式飾り
研究概要

第2年次(平成10年度)の成果は、以下の三点に集約される。
第一は、第1年次(平成9年度)におこなわれた「みたて」能力の実態に関する第一次調査の結果を分析し、調査方法と問題を改善するとともに調査対象を広げ、第二次調査を実施したことである。また同時に、「みたて」の造形作品に対する児童・生徒や現職教師の関心や態度なども調査し、「みたて」の造形に対する意識の違いを明らかにしようと試みた。調査は、高知県公立小中学校と大阪府公立小学校、および富山県公立小学校に協力を依頼し実施した。調査対象人数は、総数713人である。質問項目に対してO×で答えたり、回答を選択する形式による統計学な調査が目的ではなく、個々の描く図像の傾向を分析する審美的な調査を目的とするため、調査の実施にも結果の分析にも多大な時間を要したが、一定の成果を得ることができた。
第二は、各地でおこなわれている「みたて」の造形行事の現地調査の結果、「みたて」の造形が古来よりの民衆造形として、わが国の造形文化に深く根付いていることが確認できたことである。
第三は、以上の成果を踏まえて、教材の開発と指導法の改善についての考察をおこなったことである。実際に小中学校の現場において授業実践がなされ、その適否が検証されることが望まれる。
これらの成果として、平成10年10月に滋賀大学教育学部で開催された第37回大学美術教育学会における「児童の造形的な「みたて」能力の実態」と題する研究発表、およびそれをまとめた論文(平成11年2月大学美術教育学会誌第21号)があげられる。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 上野行一: "児童の造形的な「みたて」能力の実態" 大学美術教育学会誌. 31号. 15-22 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 上野行一: "小学校図画工作科の題材における「みたて」の造形の教育的価値" 美術教育学. 19号(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 上野行一: "想の形成過程を視点とする図画工作科題材の再構築" 高知大学教育学部研究報告. 55号(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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