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バイリンガル児(日英両語同時習得)のコードの切り替えに関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09878048
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関広島修道大学

研究代表者

奥田 久子  広島修道大学, 商学部, 教授 (40098695)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード日英両言語同時習得 / ケーススタディー / 言語の識別能力 / 縦断的実証研究 / 日英の切り替え / 早期英語教育 / 単一言語システム / 複数言語システム説 / バイリンガル児の言語習得 / 2〜3歳時の言語の識別能力 / 同義語
研究概要

1. 研究の背景
日本では英語教育が2002年から小学校でスタートし、中学校でも選択科目の英語が2002年から必修科目となる。それに先駆け英語教育の低年齢化の傾向は顕著であり、日本在住の外国人家族の子供、海外在住の日本人児童生徒の数も急増している。早期言語教育並びにバイリンガル教育はもはや避けて通れない課題である。しかし、児童の外国語における言語習得・中間言語能力の研究は、日本では皆無に等しい。
2. 本年度の研究課題
同時バイリンガル(Simultaneous Bi1ingualism)のケーススタディーとして、日英両語の同時習得児(T)の中間言語の縦断的実証研究を続行する。特に、一語発話期から二語発話期に亙る実際の発話を分析することにより、複数言語の習得がもたらすであろうとされる言語的な混乱の有無を解明する。
3. 本研究の成果
喃語期を過ぎ、言葉らしい言葉が発話されるようになった時点(0;8.9)から、2語発話が徐々に増す時期(2;0)までの日英両語の同義語の再分析を行った結果、総計82種類の同義語が判明し、二語発話期においても数多くの同義語の産出が明らかとなった。例えば、一語発話期に日英のどちらがで産出があり、もう一方の言語での産出が二語発話期にあった同義語は148種類にも上り、更に二語発話期に日英両言語において産出された同義語は64種類にも上る。これらの結果により、幼児期からの複数言語の識別能力の立証及び、言語の混乱説を打ち消すに十分な証拠を提供することができた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 奥田 久子: "同時バイリンガルの言語識別能力に関する縦断的実証研究-二語発話期(2〜3歳)における同義語の分析(1)" 広島修大論集. 39巻1号. 231-264 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 奥田 久子: "同時バイリンガルの言語識別能力に関する縦断的実証研究-二語発話期(2〜3歳児)における同義語の分析" 広島修大論集. 39巻. (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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