研究課題/領域番号 |
09878109
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | (財)東京都老人総合研究所 |
研究代表者 |
鈴木 捷三 財団法人 東京都老人総合研究所, アイソトープ部門, 室長 (30012743)
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研究分担者 |
水野 正一 東京都老人総合研究所, 情報科学部門, 室長 (00126905)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 混合照射 / 理論モデル / 同時照射効果 / 混合照射モデル |
研究概要 |
放射線被曝は宇宙や事故等でみられるように、複数放射線で同時に生じる場合がある。二種類の放射線による混合照射の、単照射のパラメーターによる細胞生存率のモデル(拡張Zaidcr-Rossiモデル)は以前研究代表者(鈴木)が既に示し、昨年度はn種類の放射線同時照射効果を拡張Zaidcr-Rossiモデルを用いて、高、低線量率に分けて解析した。本年は、さらにこれを検討した結果を報告する。 2種類の放射線による同時照射効果は、拡張Zaider-Rossiモデルの特殊例として求め、3種類の放射線による同時照射効果は、2種類の放射線を概念的に1種類と考え、2種類の放射線による同時照射効果とみなすことができる。同様のことを繰り返し、一般形n種類の放射線による同時照射効果が求められ、数学的帰納法で証明された。q(0の取り扱いを避け、q(t)=lと0のみを解析したが、q(t)がβやDと独立であるから、n種類の同時照射効果は、線量率に関係なく一つの式(モデル)でまとめて表せることがわかる。 なお、本報告書はデータベース化のため、結論である理論モデルの数式が使えないので、詳細については既に発表してしいる以下の論文を参照されたい。 Shozo Suzuki.A theoretical model for simultaneous mixed irradiation withmultiple types of radiation.J.Radiat.Res.39,215-221,1998.
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