研究課題/領域番号 |
09878110
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境保全
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮本 和明 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90150284)
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研究分担者 |
北詰 恵一 東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (50282033)
桐田 幸子 東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (70250652)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | モータリゼーション / 社会意識分析 / 都市環境問題 / 環境価値評価 |
研究概要 |
本研究は、東北アジアにおけるモータリゼーションの進展度合いが異なる国間で比較を行い、自動車を利用する行動と環境状況やそれに対する社会意識の違いを明らかにすることを目的としている。中国、韓国、日本の3国の都市の市民に対して、自動車の保有・利用状況と社会意識に関するアンケートを行い、その結果を分析した。アンケートでは、勤務条件・通勤条件、マイカー通勤の可能性、通勤交通手段、私的交通の状況、普段の自家用車およびその他の交通手段の利用状況などの実際の行動データに加えて、環境意識や自動車保有意識についての意見に対して7段階で賛成あるいは反対を評価してもらう質問を行っている。この結果、経済発展段階の異なる各国における自動車利用状況の違いや、自動車を保有することに対する所得や税金の負担感や公共交通サービス状況との関係、自動車保有そのものの趣味性やステイタスと感じるか否か、そして環境意識の高さや環境問題への取り組みの真剣さなどの関係の違いを明らかにすることができた。また、特に、日本の都市においては、多くの市民が、その環境意識を高く持ち、環境問題に真剣に取り組むべきであるとしながらも、一方では、自動車の利便性や快適性を評価し、非常にたくさんの市民が通勤や通学や私的交通に公共交通機関を利用せず、自動車を頻繁に利用していたり、簡単な環境にやさしい行動をもとらなかったりするなどの相反した実態をみることができた。
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