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核酸を認識する新しい金属モチーフの創製

研究課題

研究課題/領域番号 09878118
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関京都大学

研究代表者

杉浦 幸雄  京都大学, 化学研究所, 教授 (40025698)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード核酸認識 / 亜鉛フィンガー / 金属モチーフ / DNA結合 / 転写調節 / リプレッサー
研究概要

亜鉛フィンガーは代表的なDNA認識モチーフであるが、亜鉛以外の他の金属を含有した金属モチーフは未だ自然界からは見つかっておらず、また人工的にも創製されていない。そこで、3個の亜鉛フィンガーを有する転写因子Sp1の直接の亜鉛配位アミノ酸であるシステイン残基のヒスチジン残基への置換を試み、新しい蛋白質による金属フィンガー形成能およびDNA結合能について検討した。しかし、システイン→ヒスチジン置換によって期待された他の金属、特に銅(II)フィンガーの形成およびそれによるDNA結合は、明確には認められなかった。次に、Sp1の2番目の亜鉛フィンガーに相当する約30個から成るペプチドを化学合成することを計画した。この際、天然に存在する唯一の銅(II)四面体蛋白質であるブルー銅蛋白質の情報から、1個のシステインをメチオニンに残基に置換したペプチドを設計・合成した。精製後、親規ペプチドを用いて銅(II)錯体を形成させ、そのESRスペクトルを測定したところ、典型的なペプチド-銅(II)錯体ESRパラメーターを与えた。この銅(II)フィンガーはDNA結合能を有することがわかったので、現在、ペプチド配位分子の最適化のための分子設計を行っている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 杉浦 幸雄: "DNA塩基配列およびDNA湾曲の認識" 有機合成化学協会誌. 55. 384-392 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kamiuchi: "New Multi Zinc Finger Protein:Biosynthetic Design and characteristic sof DNA Recognition" Nucleic Acids Res.(Sym.Sen.). 37. 153-154 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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