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精巣細胞の初代培養を利用した精子への遺伝子導入法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09878133
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関金沢大学

研究代表者

中西 義信  金沢大学, 薬学部, 助教授 (40172358)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード精子形成 / 遺伝子導入 / 細胞培養
研究概要

この研究では、遺伝子改変を施した精子あるいは生殖可能な精子形成細胞を作りだし、それを利用して効率よく哺乳動物の形質転換を行う方法を開発することが目的である。今年度の研究では、精子分化途中の段階にある精子形成細胞へ遺伝子を導入し、導入された遺伝子の発現を解析した。
まず、研究代表者らが以前に開発したラット精子形成細胞の初代培養系を利用して、精子分化のさまざまな段階にある精子形成細胞を分取した。これらの細胞群に、エレクトロポレーション法およびリポフェクション法によリ、サイトメガロウイルスプロモーターの制御下にグリーンフルオレッセントプロティン(GFP)を発現するプラスミドDNAを導入し、GFPの生産を蛍光顕微鏡を用いて検討した。しかし、すべての精子形成細胞群について、いずれのDNA導入法を用いても、はっきリしたGFPの発現は観察されなかった。そこで次に、DNAを導入した精子形成細胞をセルトリ細胞と共培養した後にGFPの発現を調べたが、この場合も結果はネガティブであった。
これらの結果は、精子形成細胞へのDNAの導入効率が低いのか、あるいは導入されたDNAからの遺伝子発現が弱いかのどちらかによると思われる。前者については、ウイルスベクターの利用が有効だと思われるが、現段階では有効なベクターの候補が見当たらない。後者については、精子形成細胞内で効率よく遺伝子転写を導くプロモーターを見いだし、それを導入ベクターに取リ入れる工夫が必要である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Shiratsuchi et al.: "Recognition of Phosphatidylserinl on surface apoptotic spermatogenic cells and subsequent phagoaytosis by Sertoli cells of the rat" Journal of Biological Chemistry. 272. 2354-2358 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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