研究概要 |
代謝型グルタミン酸受容体(mGnR)の各タイプの細胞外Ca^<2T>に対する感受性を調べた。その結果mGlnR1およびmGlnR3は細胞外Ca^<2T>によって活性化されるがmGlnR2は活性化されないことが明らかになった。 次に、R1の細胞外領域をR2,R3のものとおきかえたキメラ分5.R2-R1,R3-R1を作成し,その性質を,Ca-ce電流の活性化という同じ指標により定量的に比較した。その結果、R1とR3は細胞外Ca^<2T>に高い感受性を示し、R2は低い感受性を示すこと、およびその性質がN端細胞外領域で決定されていることがわかった。 そこでN端細胞外領域の各部位に点変異を導入し、R1,R3とR2の差異を規定しているアミノ酸の同定を試みた。その結果R1R3でD,R2でSを持つ、166番目のアミノ酸がその性質の差異を規定していることが明らかになった。
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